アウクスブルクの市庁舎と黄金のホール
アウクスブルクのどうでもいい場所でも楽しめるのですが、今日は観光に向いた豪華絢爛な場所へ行ってきました。
この市庁舎の中に黄金のホール(Goldener Saal)があります。
鉄道駅からも徒歩で行けますし、私は普段徒歩でいろいろ回っていますが、2番のトラムを利用すると便利かもしれません。Rathausplatzという駅を降りたところにあります。2番の路線上にはこの市庁舎のほか、大聖堂とモーツアルトハウスもあります。
建物を入ったところには券売機があり、そこでチケットを買います。
学割もえらべました。
案内板に従ってホールのある4階まで登っていきます。
ホールの入り口です。入り口に受付の人が座っており、解説の書かれたファイルを貸してくれます。日本語もありました。
それまで市役所らしい無機質な内装だったのが、この扉の向こうから一気に変わっています。
金色でギラギラしていますが、悪趣味な感じはなく豪華さに素直に圧倒されました。
そして一つ一つの装飾が非常に細かいです。
壁、天井にびっしりと飾られており、それぞれが違っているので一つのホールとはいえ十分に長い時間楽しむことができます。
椅子もあるのでゆっくりと過ごせます。
窓からは前の広場でくつろぐ市民たちが見えます。
地べたに座ってゆっくり時間を過ごすという文化の違いを感じます。
実物に混じって、彫刻みたいな絵もありました。
このほか奥にもちいさな部屋があり、アウクスブルクと姉妹都市になっているところの記念品などが展示されていました。
この出口の扉は一見すると古い木の扉ですが、自動ドアになっていました。
見た目重視の近代化です。
古いばかりでなくてそこそこ便利な面もあって、アウクスブルクは結構良い街なんじゃないかと思っています。
アウクスブルクで観光に向いていないところ
今日も散歩に出ます。
とりあえず反対方向、町の方へ向かっていきました。
今日もあまり大したことないものをたくさん見ることができました。
その辺の家
種類の違う三本の木がどれもほぼ満開で圧巻です。
ヴィッテルスバッハーパーク Wittelsbacher Park
意図不明のオブジェ
芸術作品なら作者名とかあっても良さそうなのですが、何もありませんでした。
何かの観測機械かとも思いましたが、中身は空洞でした。
雨が降ったときに三人同時にシャワーが浴びられます。
鳩
リスもいたのですが、すぐに逃げてしまい写真を撮れませんでした。
せっかくカメラを出したのですぐ近くにいた鳩を写真に収めました。
ディーゼルの記念碑
ザックリいうとヤンマーディーゼルの創業者が、ディーゼルエンジンの発明者ディーゼル博士を非常にリスペクトしており、そのつながりから尼崎市や長浜市とアウクスブルクが姉妹都市となっていたりして、そんなもろもろの記念碑があります。
灯篭にチョークで書かれた雑な案内。
びっくりドッキリメカみたいなディーゼルエンジン達。
なぜか岩に首だけが彫り込まれていて不気味です。
生垣もボロボロだし、全然市民に愛されてなさそうな場所でした。
アウクスブルクのたぶん珍しくもなんともないところ
土曜日です。学校もお休みです。
特に用事もないのでまた散策にでました。
今日はホストファミリーの家の周りをうろつきました。
普通のサクラ
朝は上着が必要なくらい寒いのですが、季節は春へ向かっているようで、多くの植物が花を咲かせています。
ドイツでは想像していたよりも桜の木が多く植えられていました。
ソメイヨシノではない何か。
ごく最近植えられた木。
個人的にすごく違和感があります。
まず2本の支柱が垂直に立っているところ。この2本がものすごーく地中深くまで入っていて絶対に揺らがないのであればこれでも支えられそうですが、これではつよい風が吹いたら傾いてしまいそうで見れば見るほどもやもやします。
普通のカラス
少し大きめの公園へ向けて歩いていきます。
嘴はハシブトガラスとハシボソガラスの中間みたいな形で、色はうすかったです。
普通の公園
少し広めではあるけれど、ごく普通の公園。
日本の土地の余裕のなさが良くわかります。別に何にも使わないスペースをそのまま残せたら、広々とした公園になるのでしょう。
普通の小さい公園
住宅地と幹線道路の隙間にある小さい公園
この小ささ見慣れた感じですが、遊具のチョイスが面白いです。
卓球。測ってないですが、たぶん公式よりも小さいです。
残念な表面でしたが、これはこれで面白いバウンドしそうです。
普通のファッションセンター
まるで しまむら。
中も しまむら でした。
普通の墓石屋
おしゃれな墓石が並んでいます。
決まった形だけじゃなくて、カッコつけてるのがヨーロッパらしいです。
普通のスーパーマーケット
ドイツといえば思い浮かぶのはビール。そしてオクトーバーフェストで着ているイメージのこれ。
まさかスーパーで売っているとは。
けっこう何でもかんでも売っているタイプのお店でしたが。
強そうなパンツもありました。
これは間違いなく重機のキャタピラーのマークです。
たぶんみんなユンボなんですね。
マーチじゃないコアラ
どこにもロッテとは書いてませんでした。全然違う商品みたいです。
コアラの絵をプリントしたビスケットの中にチョコレートを充てんする、なんて発想はまさかかぶらないでしょう。どちらが先かは知りませんが。
ちなみにマーチの倍ぐらいの値段してます。
アウクスブルクの歴史ある街と教会
今日も放課後にアウクスブルク(Augsburg)市内の探索に出ます。
基本的に地図は見ないで、面白そうな方向へ歩いていくのみです。
官庁舎と街並み
アウクスブルクは歴史の古い町のようで、中心地は特に街並みの雰囲気がいかにもヨーロッパという感じです。
たぶん景観条例のようなものがあって、建物の建て替えには規制がかかるのではないかと勝手に思っています。学校の入っている建物も古く、現代のビルの快適さはないです。
ただ規制のあるなしにかかわらず、こちらの人たちは全体的に、見栄えや雰囲気を日本よりも重視しているように感じます。個人的な感想ですが、特別な意識を持っているというわけではなくて、自然な当たり前のことという感覚でみんな生活しているように感じました。
立派で古そうな建物が集まっている方向へ来ました。
下の方はレオパレスみたいな色ですが、全体としては威厳が感じられます。どうやら役所が入っているようです。
アウクスブルク大聖堂
地名+大聖堂 ということはアウクスブルクで一番の教会なのでしょう。
実際に見ごたえのある建物でした。
近づいてわかったのですが、入り口の周りには一つ一つ違う人型の彫刻で飾られています。
ちょっと気持ち悪いくらいびっしりと。
心の汚い自分が、なにか試されているようで、門を開けるのに少し勇気が必要でした。
中もやっぱり美しいです。
信仰心はまったくありませんが、日本では神社とか、静かで神秘的な雰囲気が好きです。外国の教会も日本の神社も、ずっと昔から今まで人に大事にされてきたその歴史の重みが、非日常感を引き立てているように思います。
広い空間なのでひょっとすると見落としていますが、柱の装飾や天井の模様も細やかです。
寝転がっても楽しめると思います。
もちろん、寝転がりませんでした。
ここには世界最古のステンドグラスがあるそうです。後から知ったのでどれがそうなのかはわかりませんが、どれもきれいでした。白っぽく暗い雰囲気の中で、キラキラしたものがすごく映えます。
すごく古そうなものからそうでもなさそうなものまで、一か所にまとめられちゃっていました。中には不気味に感じられるモチーフあったりして、これはこれで結構面白く見れました。
一体これらは何なのか、もう少し学があればさらに楽しめたのでしょうが残念です。
アウクスブルクで3週間滞在します。
ドイツについてからひたすら移動していましたが、ここには3週間滞在する予定です。
語学学校に通って、ホストファミリーのお宅で寝泊まりします。
ホストファミリーのお宅へ
昨夜、学校から渡されていた住所をもとに訪ねて行ったのですが、表札にはその名前がありませんでした。
なんかおかしいな、とは思ったのですが、集合住宅だったので、とりあえず似た感じの名前のインターフォンを押してみました。
恰幅の良い外国っぽいおじさんが出てきました。
自分「~~さんですか?」
おじさん「違う」
自分「住所見てきたんですけどここであってますか?」
おじさん「あってるけど、そんな名前の人はここには住んでいない」
自分「Oh...」
とりあえず引き下がって、今度はもらっていた電話番号に電話してみることにしました。そうそう使うことはないだろうと思っていた電話をさっそく使わないといけない状況に陥っています。
自分「~~さんですか?」(英語)
相手「`*>??*&'」(たぶんドイツ語)
自分「 ... 」
よくわからないけど、ホストであることは間違いなさそう
自分「住所の場所に来てるけど家がわからない」(英語)
ホスト「%&'(++`*」(たぶんドイツ語)
英語は話せるけど、私が早くドイツになれるためにドイツ語であえて話してくれてるのかな? でも今は非常事態で困っているんですけど...
自分も英語があまりできないので、余計不安になります。
ホスト「)&#$%addre..12..」(たぶんドイツ語)
...ん!?
よく聞くと住所は 12B と言っているようです。
学校からもらっていた住所は 2B と書いてあります。
学校がホストの住所を間違えて書いていました。
(電話番号は合っていて本当によかったと思います。)
一瞬、野宿する覚悟をしていました。
後でわかったのですが、このホストの方はロシア出身で英語がわからなかったようです。自分が英語を話せれば何とかなるだろうと思っていましたが、どうにもならない相手がホストでした。
ドイツ語が捗りそうです。
学校の初日
滞在先へはスムーズに行けませんでしたが、学校自体は問題なく初日が終わりました。しいて言うなら教室に対して生徒数が多すぎなことくらいでした。
自分はA1.1というまったく初心者のクラスなので、先生がなにを言っているのかもわかりません。
なのに、なぜか周りの人は理解して質問したりできる人もいます。
初めは「ヨーロッパの人たちにとってはドイツ語なんて方言の一つみたいなもんなのか?ずるい!」
と思っていましたが、単に自分がまったく予備知識なしで突撃していただけでした。
放課後は日用品の買い出し
授業は13時過ぎに終わります。
周辺の探検にでかけます。
あと日用品も旅行用の小さいものしかないので今後の為に買いたしておきたいです。
これは町中のドラッグストアー。
NIVEAはドイツの会社らしいです。乾燥したときに塗るアレだけでなく、日本よりもいろんな製品を売ってるようです。
いま探しているのは、日本でいうところのボディソープ、シャンプー、コンディショナーです。しかしshampooとかsoap 的な表記が見つかりません。
以前フィリピンでボディソープだと思って買ったものが保湿クリームだったことがあります。
同じ過ちを繰り返したくはありません。
ここは慎重に行動することにします。とりあえず写真にとっておいて後でゆっくり辞書で解析します。
結局今日は何も買い(買え)ませんでした。
たいていのスーパーにはペットボトルの回収機械が設置されています。ドイツではペットボトルなどの容器にPfandというデポジットがかかっています。(ないものもあってPfandfrei と書いてあったり、マークがついていなかったりします)
この穴の中はベルトコンベアになっていて、吸い込まれたボトルはバーコードがスキャンされます。全部入れ終えてボタンを押すと、返金用のレシートが出てきます。
今までに見たものは全部0.25ユーロ/本のデポジットでした。
ミネラルウォーターの安いのが1.5Lで0.19ユーロだったので、デポジットのほうが高いということもありました。
4月8日。ドイツもまだ寒いですが、結構桜が咲いています。
ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿で一応庭園を見ました
4月のうちはアウクスブルクにある語学学校に通う予定です。
明日から学校が始まるので、ベルリンから500kmほど南下しないといけません。
また長距離バス(FLIXBUS)を利用します。スーツケースと合わせて30kg以上の荷物になっているので、乗り換えなしで目的まで行けるこれが気に入りました。
安くて快適です。
バス停から割と近いシャルロッテンブルク宮殿
バスの発車は昼前です。せっかくですので近くてすぐに行ける観光地を見に行くことにしました。
「近くて手ごろで都合の良い観光地」として目についたのがシャルロッテンブルク宮殿です。宮殿には大概美しいお庭が引っ付いています。
一応造園の見識も広げておきます。日本ではどうしても広いフランス式庭園はなかなかありませんので。
バスターミナル(Berlin Central Bus Station ZOB)にあるコインロッカーにいちどスーツケースを預けてリュックだけで行きます。PCとか密度の高いものがたくさん入っているのでリュックだけでも十分重いです。
正面から
単純にきれいだなと感じます。
こんなに大きなものがきれいに左右対称に作られていて不自然だからかもしれません。
朝なので観光客らしき人もほとんどいません。というか宮殿も開場時間前です。
裏手に庭園と公園 全部そろってるけど傾いてる
裏手はでかい公園になっています。
この並木、なぜか全部同じ方向に傾いています。(カメラについている水平器できちんと水平に撮影しています。)
ずっと風が強く当たるような場所には思えませんし、そういう風に仕立てたのでしょうか。
あえて全部の木を傾けて育てることにより、自然に育てるよりも全体の統一感が出るとか?
今の私の知識では理由はわかりません。ただの超自然現象かもしれません。
建物から垂直方向に延びる並木。
こちらは傾いていません。高さを抑えて全部きれいなきのこの山 型です。(木が傾いていたのは建物と並行な並木)
カラス?
形は完全にカラスです。
写真を撮っているときは、「ドイツはカラスもおしゃれなのか」とテンションが上がっていましたが、いま冷静に見ると、ただの鳥です。
ようやく庭園
建物を回り込んで裏の庭園にたどり着くのにも少しかかりました。
平面に広すぎて、地上から全体像はわかりません。
やっぱり宮殿から見るためのものだということですね。
寄せ植えもきちんとお世話されてる感がでてます。
ただこれは面白い形にして遊んでるようにみえます。
本来はもっと複雑な模様だったような絵が。
噴水も水が止められています。
このへんは日本と同じく管理費の問題があるのかもしれません。
しばらくの間、この噴水だったものの縁に座って宮殿を眺めました。
人がいなかったので良い雰囲気に浸ることができました。
ベルリンでベルリン感のある場所を偶然見つけました。サブカルチャー?
ベルリンでベルリンっぽいソーセージの夕食を堪能しました。
夜の8時前でしたが、まだ空は明るいです。緯度がそれだけ北にあるのだと実感します。それほど寒くないのが助かります。
せっかくなので宿に戻るまで少し散策してみることにしました。
まだ見るものすべてに新鮮味が感じられて楽しいです。知らない場所に行って、適当にうろつくのも好きです。
大通り沿いもレストランなどいろいろありますが、路地を入ってもいろいろなお店があります。
ボードゲームの専門店らしきものとか面白そうです。時間が遅いので飲食店以外はほとんどのお店が閉まっていたのが残念でした。
ふらふらと宿へ戻っていると、音楽が聞こえてきました。
周りの道から一段低くなっているエリアがあり、そちらの方で路上ライブかなにかやっているようでした。その一段低くなっているあたりは少し雰囲気が違っていました。
ぱっと見、治安悪そーな感じでしたが、好奇心の赴くまま降りて身に行ってみます。
ベルリンっぽい、壁っぽい、何か、を発見しました。
線路がありますが、明らかに使ってなさそうです。
古い駅か工場があったのでしょうか。
ぼろぼろで使っていない建物もありますが、よく見るとお店として使っているところもあるようです。
そして、そこらじゅうにある落書きが結構見ごたえがあります。
落書きのないきれいな街はもちろん良いですが、ここはここで見ていて楽しいです。
行き交う人を見ていると、私と同じように物見遊山で来てみたというような人もおり、建物(落書き)の写真を撮ったりしています。
バーか?ライブハウスか?外からはどんなお店かわかりづらいです。
行けばきっとまた新しい経験ができそうですが、お腹も空いてないし、ひとりだし、お金も使いたくないし、今日はこのくらいにしておいてやります。
ちなみに場所はここです。
もう日が暮れます。
帰ります。
宿のすぐ近くにはスケートボード場がありました。
私が以前携わったことのあるスケボー場より小さいですが、こちらの方が変化に富んだ形状で楽しそうです。それに路面の仕上がりもきれいです。
これといった観光ではないですが、ベルリン感を味わえたような気がします。