海老で鯛を釣る ソーセージでハムをねらう

mit der Wurst nach dem Schinken werfen ソーセージ、もしくは、何か。

フランクフルトからベルリン、そしてリュッホへ移動します。FLIX BUSとレンタカーで

 

安い長距離バスでベルリンへ

 

前日に続いて朝早く起きて長距離移動します。

 

目的地はドイツの北のほうにあるベルゲンという街です。ここには今年の8月から約ひと月お世話になる予定の、花や植木の生産販売所があります。ドイツ語学校のコースが始まるまで数日間あるので、この期間を利用してご挨拶と下見もかねて訪問します。

 

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なるべく出費を抑えたいので安い長距離バスで移動します。

以前ドイツ総領事館で開催されたワーキングホリデーの日というイベントで、安い移動手段として紹介されていたFLIX BUSを利用しました。10ユーロちょっとで400km以上移動できました。日本で言うとちょうど東京大阪間の距離です。

バスの座席は4列タイプでしたが日本の格安の高速バスよりは断然快適でした。車内にトイレのある大型のバスなので座席も広いように感じます。Wifiとコンセントがあるので退屈しませんでした。

 

途中サービスエリアに停車し、昼休憩です。

そこにあったマクドナルドで昼ご飯を食べました。でかいタッチパネルの機械がならんでいて、注文と支払いができます。まったくドイツ語が分からないので、店員さんの前でまごまごしなくてよいのが助かりました。ゆっくり写真を見ながら選べます。メニューは日本のとは違っていますし、どことなくゴージャスに見えます。

 

そういえば朝ごはんに駅のパン屋さんで買ったパンがおいしかったです。ヨーロッパではパンがこんなにおいしいのかと少し感動しました。日本はふわふわ柔らかいのが多いですが、こちらはずっしりした感じで香りも良いです。

 

マクドナルドはマクドナルドの味がしました。

特に感動はありません。

 

午後3時ごろベルリンへ到着しました。約7時間かかりましたが、iPadで映画をみたり、前日からの寝不足を取り返したりしているとすぐでした。

 

ベルリンのテーゲル空港からレンタカーで田舎へ

 

目的地は田舎にあります。

なれない土地で、でかくて重いスーツケースをもって路線バスの乗り継ぎはしんどそうだったのでレンタカーで行くことにしました。

降り立ったバスの停留所はシャルロッテンブルク宮殿のちょっと南へ行ったところで、微妙に不便です。そこからレンタカーを安く借りられる空港まで移動です。

首都の空港なので当然鉄道が乗り入れているだろうと思っていましたが、バスでしか行けません。

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電車が乗り入れてないのに、電車型の露店はあります。

鉄道がつながっていないという問題意識や願望がここに顕現したのでしょうか。

 

日本で事前に予約しておいたレンタカーのカウンターへ向かいます。

ある程度の保険は初めからついていますが、費用を抑えるためにフルプロテクションな奴には入っていませんでした。店員さんが「事故はもちろん傷もだめだからね」と念を押してきます。しかしここは強気に行きます。事故しなければよいのです。

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貸し出された車は、まだ200kmしか走っていないほぼ新車でした。

コンパクトカーのクラスで予約していたはずですが、一つ上のクラスの車のようです。カーナビやバックモニターはもちろん天井も開くようになってます。

こちらでは基本的にマニュアル車のようです。ハンドルも車線も逆、標識の文字も読めないので、気持ちが引き締まります。なれない状況で安全に運転して帰ってこなければいけないということが、心を締め付けます。

 

 

結果的には無事生還したのですが、

・駐車場からでるところからバックギアへの入れ方がわからず出口をふさいでしまったり、

・空港から出られても信号でエンストして立ち往生したり、

・田舎の方の街の出口で速度違反の取り締まりと思しきフラッシュが光ったり、

良い経験になりました。

 

後になって思い返してみると、途中走った自動車専用道路がアウトバーンというやつだったと思います。周りの車の流れに合わせていると120km/hくらいになってました。

ある地方では軽トラはベンツと呼ばれていますが、あれとは住む世界が違います。もうドイツでは運転したくないと思えるくらいには疲れました。